軍事雑記

VS海賊 護衛艦「さみだれ」& EU海上部隊 共同訓練を実施|軍事NEWS

2007年ごろからソマリア沖やアデン湾にて海賊行為が頻発していことから、日本政府がソマリア沖・アデン湾における海賊行為対処のための海上警備行動を発令したのが2009年3月13日。
それから10年経ちましたが、海賊の被害は続いているようです。
海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律(海賊対処法)が設立し、「海上警備行動」から「海賊対処法」に切り替えて現在警備を行っています。

上記法律が成立した年は、何かと話題となった海賊対処法でしたが、最近では一般的にあまり話題に登らないようになりました。
しかし、海上自衛隊はこの10年間も常に海賊に目を光らせ活動を続けています。

そんな中でこの3月、自衛隊の派遣海賊対処行動水上部隊 護衛艦「さみだれ」とEU海上部隊 スペイン海軍艦艇「NAVARRA」がアデン湾において海賊対処共同訓練を実施しました。
海上自衛隊は、定期的に各国の海上部隊と協力し、重要な海上交通路であるソマリア沖・アデン湾における航行の安全確保に万全を期すため、どんどんスキルアップしているようです。

■今回の記事トピックス
●危険地帯! 海賊事案が多発する「ソマリア沖・アデン湾」
●2018年護衛実績
●護衛艦だけでなく空からも守っている
●上空と海上との連携プレイ
●海賊といえば

危険地帯! 海賊事案が多発する「ソマリア沖・アデン湾」


Felix LichtenfeldによるPixabayからの画像

こんな海賊は出ません。もちろん。出たら激レアですので逆に拘束して連れて帰りたいぐらい。最近の海賊はAK-47やその他の自動小銃、RPG-7などを装備した武装集団です。船を乗っ取って身代金を要求したりとかなりタチが悪いです。
海賊が多く出没するソマリア沖・アデン湾は、アジアとヨーロッパを結ぶ海上輸送の大動脈。毎年、日本に関係のある約2,000隻を含む、およそ20,000隻の船舶が通過する重要な海域です。海上自衛隊はこの危険な海域を通る民間船舶を護衛しているのです。

2018年護衛実績


むらさめ型護衛艦の7番艦「いかづち」  出典:海上自衛隊

2018年の護衛実績をまとめてみました。
1・2・3・4月「せとぎり」
5・6・7・8月「あけぼの」
9・10・11・12月「いかづち」
どうでもいいことですが4ヶ月スパンで護衛艦を変更しているようです。ある一定の期間でローテーションを組んで護衛をしているようですね。
下は今回海賊対処共同訓練を行った「さみだれ」。いずれもなかなかの勇姿。こんな護衛艦がついているのでこの10年、日本の民間船舶には大きな被害は出ていません。


むらさめ型護衛艦の6番艦「さみだれ」  出典:海上自衛隊

護衛艦だけでなく空からも守っている


出典:海上自衛隊

空から監視・護衛しているのは「P-3C」。「P-3C」は海面下の潜水艦の磁気や音響を探知する能力が高く、対潜爆弾や魚雷なども搭載可能の優れものです。海賊はさすがに潜水艦は持っていませんから対潜水艦用ってわけではありません。その優れた探知能力で海賊を早期発見するために上空から護衛しているのです。
しかし油断は大敵です。海賊はこんな小さな船で米海軍のイージス艦と交戦したりします。これでそれなりの成果をあげますので、我も我もと海賊が増え続け、被害がなくならないというわけです。


ソマリアの海賊船 出典:Wikipedia public domain

上空と海上との連携プレイ

船舶への襲撃、乗っ取り、銃撃戦も考えられる海賊の監視はまず上空から行います。上空から監視する「P-3C」は月に20日間(1回の飛行時間は8時間)ほどアデン湾上空を警戒。
そして「P-3C」から「不審船」の発見の連絡を受け、その確認・臨検を取るのは護衛艦 乗組員の仕事になります。

もちろん臨検する乗組員の装備はかなり周到です。装備品は「飛散物防止のアイマスク」「防弾チョッキ」「火器」などを装備し不測の事態に対応できるよう細心の注意で臨検に向かいます。

ゴムボートを降ろして「不審船」に近づき、周辺諸国の言語である「アラビア語」「ソマリ語」の録音音声を流し海賊と思われる対象に呼びかける。
という一連の流れを行い、海賊の警戒を行なっているそうです。
かなり怖いお仕事。。。本当自衛隊の方々、本当にお疲れ様です。

自衛隊が対処行動に参加し始めた10年前は事案発生件数が200件以上ありましたが、近年ではこの抑止行動は確実に効果をあげ、年々発生件数は低い水準に推移する傾向にあります。10年前文句言ってたやつは今反省するとこですよ!行動が結果に出ています。スバラシイ!

海賊といえば

海賊といえば思い出すのが「クロスボーンガンダム」。と言いたいとこですが管理人が思い出すのは、「宇宙海賊」を相手取る武闘派の運び屋組織「タービンズ」。名瀬の兄貴…。「タービンズ」の漢気溢れる活躍は今でも目に焼き付いています。(女性ばっかの組織でしたが…。)

海上自衛隊の方々も大変だとは思いますが、名瀬の兄貴のように漢気溢れる活躍を勝手ながら期待しております。今後とも管理人のような小市民のため、申し訳ありませんが護衛のほど、よろしくお願いします。(海賊が襲ってこないことが一番いいことですがけど…。)

アイキャッチ画像/出典:海上自衛隊

 

 

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