「ブラモス」はロシアとインドが共同開発した超音速巡航ミサイルです。このミサイルはロシアの対艦ミサイル(P-800 ヤーホント)をベースに作られています。命中精度も高く陸海空・潜水艦のいずれからも発射できる優れものです。
この「ブラモス」の射程距離が500kmまで拡張されバージョンアップしたという記事を目にしました。(参考/記事末参照)
今回は「ブラモス」そして「ミサイル」について調べたことをご紹介します。
■今回の記事トピックス
●空母キラー「ブラモス」
●そもそもミサイルとは
●日本にも最新鋭のミサイルを!
●ミサイルといえば
空母キラー「ブラモス」

対鑑ミサイルとして配置されている「ブラモス」は空母キラーとも呼ばれている。超音速巡航ミサイルの名の通りその速度はマッハ2.8。ともいわれていましたがこんどのバージョンアップでマッハ4.5以上を実現するとかしないとか。超超超音速巡航ミサイルになるようです。
そもそもミサイルとは
Su-27に搭載されたミサイル
出典:Kirill LyadvinskyによるPixabayからの画像
「ミサイル」というと実際にお目にかかることはなかなかありませんので、アニメやマンガで見た印象でモワッとしたイメージしかありませんが、実際には用途によって様々な種類に分類されています。ざざっと基本的に分類するとこんな感じです。
戦闘機(飛行機/ヘリコプター)やミサイルを撃ち落すミサイル。単純に言うと「空からの敵機」を迎撃します。
【対地ミサイル】
戦車や装甲車など地上の車両、もしくは施設を攻撃するためのものミサイル。読んで字のごとく「対戦車ミサイル」と呼ばれたりもします。
【対艦ミサイル】
こちらは単純に言うと「海上の艦船」を攻撃するミサイル。対地ミサイルと基本的には同じです。たぶん。。。
【巡航ミサイル】
トマホーク巡航ミサイル
出典:wikimedia commons public domain
低空飛行して、地上施設等を攻撃するミサイル。飛行機のように翼とジェットエンジンで水平飛行します。射程数百km~数千kmといった長大な射程をもつミサイルもあります。有名どころとしては「BGM-109(トマホーク)」。そして上記の「ブラモス」がこれにあたります。
【弾道ミサイル】
タイタンIIの発射
出典:wikimedia commons public domain
近年TVでも話題のミサイルです。ロケットを使用し一度大気圏外に出て、そこから弾道飛行を行い目標を攻撃するミサイルです。極超音速で巡航するのため迎撃は困難といわれています。反面、命中率が低いです。で、命中率が低いため広範囲で攻撃できる核弾頭をつけるのが普通ということになっています。困ったもんです。
【弾道弾迎撃ミサイル】
アラスカ州フォート・グリーリー基地にてサイロに装填中のGBI
出典:wikimedia commonspublic domain
上記「弾道ミサイル」を迎撃するためのミサイル。アメリカでは「パトリオットPAC-3」や「スタンダードSM-3MR」を開発し配備を完了。配備には、関連費用を含め約1兆円という超高額な予算がかかる問題がある。困ったもんです。
以上、あくまで基本に分けて見た分類です。
ザクでいうと「ザクⅡ」「ザクマリンレイヤー」「ザクキャノン」「デザートザク」「高機動型ザクⅡ」「陸戦型ザクⅡ」「06Rザク」やならんやらあるように、「ミサイル」も細分化されむちゃくちゃ種類ありますが。。。よくわかんないので省略します。
日本にも最新鋭のミサイルを!
日本にも新しく開発されたミサイルがあります。それは防衛省防衛装備庁が開発した空対艦ミサイル「XASM-3」。
2025年度にかけて、高速なマッハ5以上の極超音速で飛行可能なスクラムジェットエンジンで飛行する誘導弾へ技術開発する研究を行うらしい。実戦配備に向け順次実験中。
2018年当初で計15回に及ぶ発射試験が終了。そして2019年度から量産化する計画でしたが、近隣諸国の海軍艦艇の高性能化に対する射程の短さが問題となり2019年度の調達予算は計上されずです。しかし、早ければ2020年度から射程を最大200kmから約400㎞以上まで伸ばす計画が進行中。実現可能であれば調達予算にも承認が降りるかもしれませんね。
ミサイルといえば
「ブラモス」の情報からいろんなところにという話がそれましたが、ざっと「ミサイル」のお話でした。
ミサイルで思い出すのがGP-03の「デンドロビウム」ですね。ビーム兵器やビームサーベルなんかも装備していましたが、やはりあのミサイルだらけの外観は印象的でした。ビーム兵器は跳ね返す仕様になっていましたがミサイルが被弾したら、あのミサイルだらけの兵器はどうなってたんでしょうね。ただでさえ当てやすい大きさの機体でしたし。。。個人的には好きなんですけどね。
以上、「ブラモス」とそれと関係ない話諸々でした。
アイキャチ画像/出典:wikimedia commons public domain
記事冒頭 参考:sputniknews
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