軍事雑記

航空自衛隊F35A墜落の影響 購入計画に懸念の声|軍事NEWS

各局のニュースで大きく取り上げられているF35Aの墜落報道。世界各国でもこのニュースは大きく取り上げられています。
その中でイギリス国防省がこの事故を問題視し、F35を138機購入する計画に懸念を示しているというニュースも報じられています。

参考:sputniknews

2018年9月28日に、F35Bが、アメリア東海岸サウスカロライナ州ビューフォート海兵隊航空基地近辺で墜落、そして大破するという事故が発生しました。F35の事故としては今回が2例目となります。(この事故ではパイロットは緊急脱出し無事でした。本当に良かった。)

F35と事故


Military_MaterialによるPixabayからの画像

F35は、2006年に初飛行。そして今年2018年までにF35A、F35B、F35Cと合わせて300機が生産され、20万飛行時間無事故の記録を達成しています。2018年9月の事故で無事故の記録は途絶えたものの、戦闘機の性能としては異例の大記録だそうです。他の戦闘機と比べても安定感のある事故の少ない戦闘機といえるでしょう。安定した性能がゆえ今回の事故は各国でも注目されるニュースとなっているようです。

F35大量調達への影響


Military_MaterialによるPixabayからの画像

2018年12月18日、「防衛大綱(おおむね10年間の国防方針)」と、「中期防衛力整備計画(今後5年間の政策と装備調達量を定めた計画)」が発表されました。その計画では、F-35戦闘機42機を導入する方針となっています。また、将来的にはこの42機を含む計105機のF35を導入する方針であることも示しており、2011年に導入を決定した42機と合わせると、自衛隊にはおよそ150機のF35戦闘機が配備されることになる予定です。
しかし今回の事故をきっかけに各方面から計画に対する疑問が上がり、導入計画に変更をきたす可能性が出てきています。
事故原因の解明など今後の動きによってどうなるかはわかりませんが、計画に少なからず何らかの影響があることは現時点でも予想されます。

1週間が経過したが

いまだパイロットは発見されていません。機体も回収されておらず、見つかったのは「尾翼の一部」のみです。そして引き続き捜索・救助活動は行われていますが、フライトデータレコーダー(FDR)に付いているはずのビーコンからの信号もキャッチできていないようで捜索は難航しています。

機体には、は「レーダーリフテクター」も付いており(訓練中は付ける)、ステルス機ではありましたがのレーダーに映るようにしていたそうです。ですから謎は深まるばかりです。

海上自衛隊は現場の捜索に「護衛艦 いかづち」「潜水艦救難艦ちよだ」を展開。さらに空からはヘリコプター「SH60K」を展開。護衛艦「ちよだ」の装備であるマルチビーム測深儀で、機体が沈んでいないか、その場所はどこか、など確認作業を進めています。

墜落した「F35」が装備していたであろうフライトデータレコーダー(FDR)やビーコンは不明。航空機のFDRは通常、水没地点に接近すると、ビーコンからの超音波信号受信が可能になります。しかし墜落の激しい衝撃で機械がしている可能性や潮流などで機体や遠くに流される可能性など機体発見には多くの懸念材料がある。

今までの事故事例

2018年12月6日。FA18戦闘攻撃機とKC130給油機(どちらも在日米軍海兵隊「岩国基地(山口県岩国市)」所属)が、高知県沖で接触し墜落。この事故から約2週間には、水深3000メートルの地点から、デジタルフライトレコーダー、FA18と思われる信号を探知している。この時、米海軍はなんと最大約6000メートルの深さまで対応できる信号探知装置「TPL25」を投入していました。
そして2019年2月20日には、空自2戦闘機が墜落(場所/山口県沖の日本海上)。4月7日にFDRは回収。そしてなぜか機体は水深約100メートルという比較的浅いところにあった。ビーコンは墜落から1カ月半経過していたため電池切れを起こし作動していなかったらしいです。

そしてこのF35は、国内に配備された「F35A」13機のうち5機が計7件の不具合で緊急着陸していたそうです。この5機のうち国内で最終組み立てをした機体が4機。残りの1機はアメリカで製造したものだということが正式に発表されました。いまだ原因はわかりませんが。この数字はどう捉えればいいのでしょうか。

アメリカはF35戦闘機の飛行継続

米国防総省は、航空自衛隊のF35Aの事故を注視する一方、自国のF35(276機)の飛行は停止しない方針を明らかにしました。
日本では、三沢基地に配備されている残り12機について、当面は飛行を見合わせることを決めています。

各国の動き、今後の動向等気になりますが、まずはパイロットの安否が一番気になります。
パイロットの方が無事に発見される事を心から祈っております。

アイキャッチ画像:出典Military_MaterialによるPixabayからの画像

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