軍事雑記

航空自衛隊のスクランブル999回 いずもの空母化は必然?!|軍事NEWS

2018年度のスクランブルは999回、今後も増え続けるのか?

2018年度の航空自衛隊による緊急発進(スクランブル)の回数は999回。防衛省が発表した驚きの数字です。TVではスクランブルがどれぐらい行われているかはあまり一般的に公表されないため、改めて数字を意識すると驚かされます。この数は過去2番目に多い数字。ちなみに一番多かったのは2016年度の1168回。

平成30年度の999回は、前年度の904回に比べると95回も増加。昨年のスクランブルから、飛躍的に伸びた数字とも言えるかもしれない。

今回は4月12日に防衛省 統合幕僚幹部から報道発表された資料を参考にスクランブルについて調べていきたいと思います。

■今回の記事トピックス
●緊急発進で大忙し 航空自衛隊
●緊急発進の対象となった戦闘機の飛行パターン例
●航空自衛隊 スクランブル戦闘機
●航空自衛隊がスクランブルに入ったのは1958年から
●空母いずもの必要性

緊急発進で大忙し 航空自衛隊


出典:航空自衛隊 F-15J/DJ

資料を見ると、平成30年度の「方面隊別の状況」を発表しています。まずは、北部航空方面隊が277回スクランブル。そして中部航空方面隊が52回スクランブル。西部航空方面隊は74回、南西航空方面隊が596回のスクランブルを実施したそうです。これで合計999回ってことですね。南西航空方面隊の多いこと多いこと。

詳細はこちらの防衛省のサイトに詳しく発表されています。

参考:防衛省 統合幕僚幹部 報道発表

スクランブルって緊急事態ってことだから大変な状況なんですが、かっこいいんです。不謹慎ですが。。。でも男子たるものこのような動画を見れば心が動かされます。

かっこいいですね。航空自衛隊の方々スクランブル回数が増加しておりますが、頑張っていただきたいです。応援しております。

緊急発進の対象となった戦闘機の飛行パターン例

防衛省 統合幕僚幹部の報道発表資料をみると、平成30年に緊急発進の対象となった戦闘機の飛行パターンが掲載されています。上記の白く光っている部分がその「飛行パターン」の1年全体分。
画像に入りきっていませんが沖縄近隣もたーくさん不審戦闘機が飛び回っています。こまったもんだ…。

航空自衛隊 スクランブル戦闘機


出典:skeezeによるPixabayからの画像

24時間体制で監視している日本の周辺空域に国籍不明機が侵犯する恐れがある場合、緊急発進する航空自衛隊の戦闘機は、F-15J、F-2、F-4EJ改(←引退しますが)です。緊急発進して「自衛隊法84条」に基づき対領空侵犯措置を実施します。


F-15J


出典:航空自衛隊

導入から30年以上たっているが、基本性能の良さと高い拡張性能が特徴で今現在も主力の戦闘機として防空任務に就いている名機。「F-15」は独自の近代化改修により段階的に能力向上が図られ様々なバリエーションがあるのも特徴。
愛称は「イーグル」。パイロットは『イーグルドライバー』と呼ばれています。仮面ライダーのベルトみたいな名称です。

F-2


出典:航空自衛隊

F-16戦闘機をベースとし。三菱重工が主体となって開発した日米共同開発の国産戦闘機。大型化した機体には空対艦ミサイルを最大4発搭載可能。ちなみに米国の生産部分は後部胴体と左主翼のみ。非公式ですが愛称は元祖国産の零戦にちなんで「平成の零戦」「バイパーゼロ」。

F-4EJ改


出典:航空自衛隊

昭和56年度に生産は完了。みんなに愛されたおじいちゃん戦闘機です。アメリカ海軍のマクドネル社が開発。1958年に初飛行を行い、大好評をえたこの機体は最近まで現役で働いておりました。今後はF35へ世代交代をしていきます。世界での総生産数は5000機を超えるベストセラーの戦闘機です。

航空自衛隊がスクランブルに入ったのは1958年から


出典:wikimedia commons public domain

航空自衛隊が初めてスクランブルに入ったのは1958年から。その当時の戦闘機はF-86Fセイバー戦闘機。それまでにも日本の空を侵犯する機体があったが、当時の自衛隊にはスクランブルの能力がなかっためアメリカ軍機にスクランブルを要請していたそうです。
1958年からどんどん侵犯する機体は増え続け、1980年代末期には年回800回を超えそれをピークに2000年までスクランブルは減る傾向にあったのですが、近年1000回を超える数字に戻ってしまったようです。

空母いずもの必要性

これだけスクランブルの回数が増え続けると、移動基地である空母いずもの必然性をなんとなく感じてしまいます。F35Bを搭載し、緊急時に対応できるよう配備してほしいところです。
現在のいずもには、F35B着陸時のエンジンの噴射熱に甲板が耐えられるよう耐熱コーティングを施す改修ができていないし、緊急発進するためのスキージャンプ台もありません。そもそもF35Bが配備されていませんけどね。。。
最近実写化された「空母いぶき」のように万事に備えた体制にしてほしいものです。

アイキャッチ画像:skeezeによるPixabayからの画像

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